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いないはずのオオクワガタ捕獲相次ぐ 和歌山県内

和歌山県田辺市内の山中でオオクワガタの雌雄を捕まえた物部翔馬君(和歌山県田辺市中万呂で)
和歌山県田辺市内の山中でオオクワガタの雌雄を捕まえた物部翔馬君(和歌山県田辺市中万呂で)
 本来和歌山県内には生息していないはずのオオクワガタの捕獲が相次いでいる。昆虫に詳しい県立自然博物館(海南市)の松野茂富学芸員は「家でオオクワガタを飼っている人は外へ逃がさないように気を付けて」と呼び掛けている。

 北海道―九州に分布するオオクワガタは雄が体長約7センチ、雌が約4センチと国内最大級のクワガタ。乱獲や森林伐採などで、野生個体は減っており、環境省のレッドリストで絶滅危惧2類、大阪府、奈良県、三重県ではレッドデータブックで絶滅危惧2類に分類されているが、県内では確認されていないことになっている。

 松野学芸員によると、近年、県内各地でオオクワガタの捕獲や死骸発見の報告があるという。過去に確認されていなかったクワガタが、自然に増えている可能性は極めて低いことから、自宅で飼っていたものが逃げたり、自宅で繁殖させていた人が外へ逃がしたりした可能性が高いという。

 小学生の時から父親と山でカブトムシやクワガタを捕っている田辺市中万呂の物部翔馬君(14)=衣笠中学校3年=は今月、市内の山中でオオクワガタの雌=全長4センチ、昨年は市内の別の山で雄=全長6・7センチ=を捕まえた。

 物部君は、週に1回ほど山へ虫捕りに行っており、これまでヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなどを捕まえている。

 物部君は「昨年捕まえた雄は木の穴の中に入っていたので捕まえるのに1カ月かかったけど、今回の雌は木の上にいたのですぐに捕まえた」と話した。

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