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トヨタが2度目の認証 和歌山県のCO2吸収保全事業

 企業や団体が森林保全活動をする県の「企業の森事業」で、田辺市龍神村殿原の民有林で植栽などの活動を続けている和歌山県オールトヨタが、県から二酸化炭素(CO2)吸収保全事業の認証を受けることが決まった。和歌山県オールトヨタは、龍神村甲斐ノ川で続けている企業の森事業でも認証を受けており、今回で2度目となる。

 県は、森林再生と都市との交流を目的に2002年度から企業の森事業を始め、これまでに84の企業や団体が参加。07年度には、参加団体が希望すると、活動している森のCO2吸収量を量り、基準を満たせば認証する「和歌山県森林による二酸化炭素の吸収等環境保全活動認証事業」を創設した。認証を受けたのは今回を含め51団体で、その植栽面積は計127・52ヘクタール。植栽した木が100年間で吸収するCO2の量は推計で約5万4100トン。

 和歌山県オールトヨタは県内の和歌山トヨタ、和歌山トヨペット、トヨタカローラ和歌山、ネッツトヨタ和歌山、トヨタモビリティパーツ和歌山支社の5社で構成。社会貢献活動の一環として企業の森事業に参加している。

 龍神村では「やすらぎの森」と名付けて08年度に甲斐ノ川の民有林(1・92ヘクタール)、18年度に殿原の民有林(1・40ヘクタール)でヤマザクラやヤマモミジといった広葉樹の植栽活動を開始。甲斐ノ川では約3840本、殿原では約4200本を植え、地元の龍神村森林組合が管理している。

 授与式は8月2日に和歌山市のネッツトヨタ和歌山であり、認証書と紀州産ヒノキの木製記念プレートが贈られる。

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