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【詳報】コロナ感染「爆発段階」に 和歌山県、4波上回る恐れも

和歌山県庁
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 和歌山県は2日、県内で新たに40人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染状況の指標の一つ、直近1週間の人口10万人当たり感染者数は25・0人で「感染爆発段階」(ステージ4)の基準(25人以上)に達した。県福祉保健部の野尻孝子技監は「第5波は第4波より、立ち上がりから急拡大をしている」とし、今後、感染状況が第4波のピークを上回る可能性を示した。


 保健所管内別では和歌山市19人、新宮6人、橋本5人、湯浅4人、岩出3人、御坊1人、県外が2人。

 月曜日としては過去最多。日曜日は多くの医療機関が休診するため、月曜日の感染発表者は少なくなる傾向にあるが、過去7番目の多さとなった。

 和歌山市鳴神の食肉加工業「ロイヤルフード協業組合」の管理部門で社員7人の感染が分かった。発表済みの人と合わせ、社員の感染者は11人になり、県は同部門を64件目のクラスター(感染者集団)に認定した。同社の全社員50人を検査しており、うち35人の陰性を確認した。あとの4人は検査中。

 また、クラスターに認定されている新宮市谷王子町のスナック「クラスA」では、新たに来店客3人(新宮管内2人、三重県1人)の感染が分かり、クラスターは25人になった。従業員4人、来店客21人。7月24日の同じ時間帯に20人程度が来店し、カラオケや飲食の利用があったことが、感染拡大につながったと考えられるという。

■病床数440に拡大

 入院者は236人に増え、2日、病床数を40床拡大し440床とした。近く、470床まで増やす予定。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数が25人以上になったのは4月26日以来98日ぶり。保健所管内別では新宮の60・9人、和歌山市の29・2人が「感染爆発段階」(ステージ4)の基準である25人以上となっている。

 感染者の累計は3044人。酸素投与が必要な重症者は13人で増加傾向にある。うち2人は集中治療室で治療を受け、うち1人は人工呼吸器を装着している。インド由来の変異株「デルタ株」の感染者(疑い含む)は59人に増えた。

 野尻技監は今後の感染状況について、感染力が強いとされるデルタ株への置き換わりがさらに進むことや、夏場の人流増加などにより、第4波のピークを超える恐れがあるとした。

 また、第5波での感染者は30代までの若い年代が多かったが、40、50代も増えてきているといい「県内で亡くなった方はいままでは60代以上だが、若い年代も予断を許さない」と話した。

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