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NPO法人化20年 南紀こどもステーション

災害時用に段ボールでトイレを作る「きっずBOSAIくらぶ」に参加した親子(1月、和歌山県田辺市高雄1丁目の市民総合センターで)
災害時用に段ボールでトイレを作る「きっずBOSAIくらぶ」に参加した親子(1月、和歌山県田辺市高雄1丁目の市民総合センターで)
 NPO南紀こどもステーション(和歌山県田辺市)が今月、NPO法人となって20年を迎えた。自然体験や、年齢・校区を越えた交流などを通して子どもたちの感性や自己肯定感を育んだり、一時保育などで子育て中の保護者らを支援したりしている。


 前身は、1977年に市内や周辺町の親が立ち上げた「田辺親子劇場」。当時は劇団を招いて観賞会を催していたが、劇を見る機会がほかに出てきた一方、集団や異年齢の子で遊ぶ機会が減っており、そうした場を提供したいとの思いから、体験学習を中心とした内容へ移行した。現在は「子ども事業部」と「子育て支援事業部」の2本柱で活動している。

 子ども事業部には「熊楠塾」「ソーラン団」「きっずBOSAIくらぶ」がある。熊楠塾では校区や学年に関係なく、子どもたちが年3、4回自然体験や生活体験をしている。ソーラン団は、小学生から高校生の団員や卒団生らが一緒に踊りを創作し、イベントで演舞したり、福祉施設を訪問したりしている。

 昨年度から新たに始めたのが、小学生と保護者が対象の「きっずBOSAIくらぶ」。近い将来、大規模地震が高い確率で起こるとされている中、子どもたちが自分自身で命を守り、被災後も生活できるような力を身に付けてもらうことが狙い。

 子育て支援事業部では、田辺市と周辺4町から委託を受け、子育てを手助けしてほしい家族と支援できる人とを橋渡しするファミリー・サポート・センター事業「きっずぱーく」をしており、年々依頼が増えている。ほかに企業研修や講習会でのグループ保育などもしている。

 一方、「ソーラン団」以外はNPOの会員以外でも参加や利用できることから、会員数は減っている。NPO発足当初は174家族だったが、今年8月時点では48家族。年会費を払うことで金銭的な支援をする賛助団体は現在6団体、支援会員は33人いる。

 鹿毛智子理事長(62)は「子どもは未来を担う宝。企画に参加し、活動を共にすることで、地域ぐるみで子育て・子育ちを応援しませんか。ご支援、ご協力をお願いします」と呼び掛けている。

 問い合わせは、南紀こどもステーション(0739・25・0523)へ。

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