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新宮市長選は三つどもえの戦い 現職と前市議2人立候補

 和歌山県新宮市の市長選と市議会議員補欠選(欠員1)が17日、告示された。市長選には現職の田岡実千年氏(60)=同市三輪崎3丁目=、新顔で前市議の松畑玄氏(49)=同市野田=と上田勝之氏(56)=同市下本町2丁目=が立候補した。いずれも無所属。防災対策や子育て支援、人口減少対策を主な争点に、24日の投開票に向けた戦いが始まった。

 市長選は旧新宮市と旧熊野川町が2005年に合併してから5回目。現職と2人の新顔が名乗り出る三つどもえの戦いとなった。前回(17年)の投票率は合併後最低の68・62%。

 田岡氏は3期12年で培った市民らとの信頼関係と実績をもとに、市政の継続を訴えている。4期目に向けて、ごみ問題の改革や小中学校の給食費の無料化、防災無線の戸別受信機の配布などを公約に掲げている。

 市政の改革を訴える松畑氏は、「豊かで持続可能な新宮市」と「市民目線に立った市政」を目指し、デジタル地域通貨の導入や津波避難タワーの整備、0円給食の導入、多子世帯への子育て支援といった政策を掲げている。

 一貫した現場主義と対話主義をアピールする上田氏も、「市民を中心とした新しい市政」への転換を訴えている。政策として、老朽化した排水路の整備や防災ラジオの配布、給食費の無償化、100円バスの運行などを挙げている。

 3候補者は17日午前、それぞれ事務所前などで出陣式をした。投票日に向けて、街宣車での活動に加えて街頭演説も各地で開き、支持を訴えている。

 市議補選には、新顔の中山忠吏氏(51)=新宮市神倉1丁目=と元市議の大石元則氏(67)=同市木ノ川=、新顔の月輪匡克氏(54)=同市新宮=が、いずれも無所属で立候補した。

 投票は24日午前7時から、市内の31カ所で受け付け、開票は午後8時10分から、市立総合体育館である。16日現在の選挙人名簿登録者数は2万3773(男1万833、女1万2940)人。

■新宮市長選立候補者 届け出順

 氏名(敬称略)、投票日現在の満年齢、党派・現新別、当選回数(かっこ内数字)、職業・肩書(経歴)、最終学歴、住所の順。

田岡 実千年(たおか みちとし) 60 無現(3)

 新宮市長(写真店経営、民放報道局駐在カメラマン、新宮青年会議所理事長、県市長会会長)大阪芸大卒、新宮市三輪崎3丁目

松畑 玄(まつはた ふかし) 49 無新

 前市議会議員(会計事務所職員、飲食店経営、不動産・美容院経営会社役員、社会福祉法人職員)近畿大卒、新宮市野田

上田 勝之(うえだ かつゆき) 56 無新

 前市議会議員(新宮商工会議所青年部副会長、市議会議長)陵雲高卒、新宮市下本町2丁目

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