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柿の新品種は「紀州あかね」 和歌山県開発、早めに収穫可能

県かき・もも研究所が開発した柿の新品種「紀州あかね」(26日、和歌山県庁で)
県かき・もも研究所が開発した柿の新品種「紀州あかね」(26日、和歌山県庁で)
 和歌山県は26日、甘柿の新品種「紀州あかね」を開発したと発表した。まだ市場流通量が少ない早い時期に収穫でき、食味がいいのが特長。県かき・もも研究所(紀の川市)が開発する柿の独自品種は「紀州てまり」に次ぐ2例目で、担当者は「柿生産の起爆剤にしたい」としている。

 「紀州あかね」は研究所が2008年に交配を開始、調査や選抜などを経て、今年5月に農林水産省に品種登録出願した。23年に登録される見込み。

 柿の収穫は、9月中旬の渋柿から始まり、甘柿に移って11月下旬まで。渋柿から甘柿に移る端境期に流通量が減ることから、この時期に出荷できる新品種の開発を目指したという。

 甘柿の主力品種「富有柿」より3週間程度、研究所が17年に開発した「紀州てまり」よりも1週間程度、収穫時期が早い。食感は「しっとり」の「紀州てまり」に対して「シャキシャキ」としている。糖度は17%前後で、重さは250~300グラム程度。

 来年冬以降に生産者に苗木を流通させ、25年の秋以降に収穫できる見込みという。

 柿生産は、紀の川市や橋本市、かつらぎ町などの紀ノ川筋で盛んで、県内生産量は長年、全国最多となっている。2019年度生産量は4万3400トンで、全国の2割を占める。
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