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「失敗はチャンス」 事業手掛ける30代が助言

参加者からの質問を聞く(右から)峯上良平さん、藪本雄登さん、岡野真子さん=和歌山県田辺市高雄1丁目で
参加者からの質問を聞く(右から)峯上良平さん、藪本雄登さん、岡野真子さん=和歌山県田辺市高雄1丁目で
 和歌山県の田辺国際交流協会は19日、田辺市高雄1丁目の市民総合センターで、働き方や生き方を考える講座を開いた。自らの目的や目標に向かって事業を展開する30代の3人が講師を務め、「失敗はチャンス」「答えは自分の中にある。楽しそうだと思うことに取り組んで」などと話した。


 3人は、生きづらさを抱える若者の就労支援に田辺市で取り組む峯上良平さん(32)、アジアを中心に各国で法律事務所を展開している白浜町出身の藪本雄登さん(33)、上富田町の祖母宅を改修してキャンプ場所にした大阪府出身の岡野真子さん(35)。

 峯上さんは「得意なことは名詞ではなく動詞で考えて。他人と比べず、自分がどうしたいかが大切」と助言した。世界を舞台に活躍する藪本さんは「地域の歴史や文化を深く見直すことで、グローバルな世界と接合する」と持論を語った。米ニューヨークへの留学や現地での事業展開の経験がある岡野さんは「情熱・忍耐・謙虚さという三つを持っていれば、自分の描く未来を実現できる」と話した。

 質疑応答の時間もあり、高校2年の女子生徒からの「将来を考える上で進路に迷っている」という質問には、3人は「興味のある方に進めばいい」「失敗するかもしれないが、失敗がないとつまらない」などと答えていた。

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