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地元田辺で始動 浦和レッズの工藤選手

中学生らとボールを蹴る工藤孝太選手(7日、和歌山県田辺市目良の明洋中学校で)
中学生らとボールを蹴る工藤孝太選手(7日、和歌山県田辺市目良の明洋中学校で)
 サッカーJ1、浦和レッズのディフェンダー(DF)で、和歌山県田辺市出身の工藤孝太選手(18)が7日、同市目良の明洋中学校で、サッカー部の生徒と一緒に体を動かした。昨年プロ契約し「試合に出て結果を出したい」と意気込んでいる。

 工藤選手は田辺市の南紀ジュニアサッカークラブ出身。上秋津小学校を卒業した後は埼玉県に住み、浦和レッズのジュニアユース(中学校年代)とユース(高校年代)でプレー。DFとして各年代の日本代表にそれぞれ選ばれた。昨年3月、17歳で浦和レッズのトップチームに昇格すると、4月のルヴァン杯で公式戦デビュー。5月にプロ契約を結んだ。

 7日は帰省先の田辺市で、チームがキャンプインする前に少しでもボールを蹴ろうと、明洋中サッカー部OBの友人と一緒に同校を訪れた。

 工藤選手は1対1などの対人練習で中学生に次々と対戦を申し込まれると、快く応じた。井上海主将(2年)は「プレーが落ち着いている。ボールが足に吸い付いているみたい」と驚いていた。

 工藤選手は「環境の変化が大きい1年だった。試合に出ることの大切さや、プロの世界の厳しさを痛感した」と、昨季を振り返った。

 左利きのセンターバックで、縦パスなど攻撃を組み立てるプレーが持ち味。「トップチームは周りの人のレベルやプレーのスピードが明らかに違う。今季はもっと試合に絡んで、出た時にチャンスをつかめるように練習から準備していく。19歳以下の日本代表にも選ばれ、結果を出したい」と意気込んだ。

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