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2億円投じ故郷和歌山に球場 大リーガー筒香選手、スポーツ教室も

オンラインで会見する筒香嘉智選手(和歌山県橋本市で)=写真は提供
オンラインで会見する筒香嘉智選手(和歌山県橋本市で)=写真は提供
球場の建設予定地に完成した室内練習場(和歌山県橋本市で)=写真は提供
球場の建設予定地に完成した室内練習場(和歌山県橋本市で)=写真は提供
 米大リーグ、ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智選手(30)が22日、故郷の和歌山県橋本市に建設している総合スポーツ施設について、同市からオンラインで報告会を開いた。約2億円の自費を投じて年内の完成を目指しているといい「スポーツ教室や学童保育も運営したい」と、今後の目標を語った。

 施設の名称は「TSUTSUGO SPORTS ACADEMY(筒香スポーツアカデミー)」。総面積は約3万平方メートル。両翼100メートルで内外野が天然芝の野球場やサブグラウンド、小体育館などを橋本市のあやの台に建設している。22日は、既に完成した室内練習場からオンラインで会見した。

 学童保育やスポーツ教室は一般社団法人として運営したいといい、筒香選手は「子どもたちが自分の体を自在に扱えるように、エクササイズを取り入れて野球に限らず将来役立つための基礎をつくりたい。野球だけでなく自分で考え、自ら行動する要素も学んでほしい」と説明した。

 こだわったのは天然芝。「天然芝で野球をすれば体の負担が減る。イレギュラーが増え、不規則な打球が来るなど予想がつかないことを想定できる」と話した。

 この野球場を拠点にした少年野球チームもつくりたいといい「プロ野球選手や小学生たちがそれぞれ練習している施設になれば。橋本市を盛り上げ、世界で活躍する人材を出せるような素晴らしいアカデミーにしたい」と、思いを語った。

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