和歌山県白浜町十九渕の富田郵便局は、紀南各地にある一風変わった郵便ポストを紹介した本紙掲載（１月２６日付）の写真を展示している。写真の大きさに合うように同町中の東百合子さん（７９）が納豆パックのふたで額縁を作った。東さんは「展示が手紙やはがきを送るきっかけになれば」と期待している。２８日まで。

　東さんは２５年ほど前から趣味で額縁を作り始めた。中に入れるのは新聞や雑誌などに掲載された写真やイラストの切り抜きで、色合いや配置を考えて包装紙や画用紙を貼り合わせている。作品はよく富田郵便局で展示している。

　東さんは手紙を書くことだけでなく、投函（とうかん）自体も好きだという。文通相手がおり、年間で３００通は手紙を出す。

　本紙が掲載した郵便ポストの特集を見て「これは使える」と思った。掲載された７枚の写真を切り抜いて手作りの額縁に入れ、コルクボード（縦６０センチ、横９０センチ）に並べている。