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クマノザクラの名木巡り開催 古座川町観光協会、開花情報も

クマノザクラの名木(和歌山県古座川町峯で2021年3月撮影)
クマノザクラの名木(和歌山県古座川町峯で2021年3月撮影)
 和歌山県の古座川町観光協会は「古座川桜フェア」として、野生の桜としては約100年ぶりに新種と認定された「クマノザクラ」のタイプ標本木の開花状況を会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムとフェイスブックを使って毎日発信したり、名木を巡るツアーを開いたりする。

 タイプ標本木は研究論文に使う標本を採取した木。この木があることなどから、古座川町ではクマノザクラを「町の花」に指定している。

 今年は開花が例年より遅く、県林業試験場の担当者は「例年ならこの時季にはもう満開になっている那智勝浦町粉白にある早咲きのクマノザクラが二分咲きほど。寒かったため、例年より1、2週間遅れている印象」と話す。

 名木巡りツアーは三つのコースを予定しており「峯薬師・潤野コース」が16、19日で定員は各3人、「池野山・中崎コース」が20、21日で定員は各5人、「滝の拝・大桑コース」が27日で定員は5人。弁当代やガイド料、保険料として参加費4千円が必要。午前10時に同町池野山の道の駅「虫喰岩」に集合する。

 また、タイプ標本木の前で地元の小学生がクマノザクラの魅力について案内する催し(16、17日の午後1時半~)のほか、サクラサイクリングツアーやお花見ボートツアーも計画しているという。

 問い合わせ、申し込みは古座川町観光協会(0735・70・1275)へ。

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