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地鶏の卵でプリン 龍神村の洋菓子店、人気商品の一つに

龍神コッコの卵を使ったプリン(田辺市龍神村甲斐ノ川で)
龍神コッコの卵を使ったプリン(田辺市龍神村甲斐ノ川で)
 田辺市龍神村甲斐ノ川の洋菓子店「菓子工房HOCCO(ホッコ)」は、県産地鶏「龍神コッコ」の卵を使ったプリンを販売している。昨年8月に販売を始め、今では人気商品の一つになっている。

 龍神コッコは、龍神村で300年以上飼養されてきたとされる日本鶏の龍神地鶏と、在来鶏のロードアイランドレッドをかけ合わせた鶏で、県畜産試験場養鶏研究所(日高川町)が開発した。龍神村柳瀬の養鶏場「とりとんファーム」で飼育しており、その卵をホッコが購入してプリンの原材料にしている。

 店を営む榎本大志さん(47)によると、当初は同ファームで平飼いされている鶏の卵を使ったプリンを販売していたが、龍神コッコの卵があると聞き「これを使ってプリンの新商品を作ることで地域活性化の一助になれば」と考えたという。

 龍神コッコの卵は一般的な鶏卵と比べてやや小さいが、味が濃くておいしいことから、風味を生かすためにバニラは使わず、材料は卵と牛乳、生クリームだけにした。素材の良さを引き出すため試行錯誤を続け「龍神コッコプリン」を完成させた。300円で販売している。

 榎本さんは「今後はシュークリームなど、龍神コッコの卵を使った商品の種類を増やす計画をしている」と話す。龍神コッコプリンは売り切れる場合もあるので、購入の際はまず連絡をしてほしいという。問い合わせは「菓子工房HOCCO」(0739・77・0006)へ。

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