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被災地から感謝の贈り物 岩代小に梅干しのお返し

お礼に贈られたストラップを手にする児童会役員ら(16日、みなべ町西岩代で)
お礼に贈られたストラップを手にする児童会役員ら(16日、みなべ町西岩代で)
 みなべ町西岩代の岩代小学校(大野真紀校長、40人)に、東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市の住民から、手作りの小さな履物のストラップが届いた。同校の児童が学習の一環で作った梅干しを贈ったことへのお礼で、児童はかわいい贈り物に喜んでいる。

 梅干しを贈る際に間に入った町内の民間災害ボランティア団体「紀州梅の郷救助隊」の尾﨑剛通隊長(73)ら2人が、16日にストラップを岩代小学校に届け、児童会役員4人が受け取った。

 木などを使って作った小さいげたや草履のストラップで、全部で220個。贈り主は89歳の男性で「おいしい梅干しありがとう。心がこもっているのでとてもおいしかったです。ストラップはかばんにでも付けて元気に学校に通ってくださいね。(梅干しパックの)ふたのラベルは茶の間に飾っておきます」という手紙が添えられていた。。

 岩代小は毎年、地場産業である梅について学ぼうと、収穫から塩漬け、天日干し、シソ漬け、パック詰めまでの一連の作業を体験している。出来上がった梅干しは、自宅に持ち帰るだけでなく、世話になった人に贈るほか、交流がある宮城県亘理町の高屋小学校に郵送したり、救助隊に気仙沼市に届けてもらったりしている。

 新型コロナウイルスの影響で救助隊が過去2年連続で被災地に行けず、やむなく中断していたが、今年、救助隊を通じて郵送し、3年ぶりに贈った。贈ったのは1パック約250グラム入り36パックで27カ所に郵送。救助隊には全箇所からお礼の電話や手紙が届いた。

 尾﨑隊長は「被災地の人は、子どもたちが忘れないで贈り続けてくれることをありがたく思っている。このおじいさんもそんな思いに感謝し送ってくれたのだろう」と語った。

 6年生で児童会長の中西ののかさんは「もらって喜んでくれるだけでも十分なのに、心がこもったお礼を頂き本当にうれしい」と話していた。

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