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ノババックス製臨時接種へ コロナワクチン、アレルギーに対応

 和歌山県は25日、新型コロナウイルスのファイザー製やモデルナ製のワクチンにアレルギーのある人らを対象に、米・ノババックス製ワクチンを臨時接種すると発表した。

 対象は18歳以上で、mRNAワクチン(ファイザー製、モデルナ製)の成分にアレルギーがあるため、未接種だった人や、1回目や2回目の接種がアストラゼネカ製だった人。4回目接種は対象外。70回分が確保されている。

 ノババックス製はB型肝炎などのワクチンと同様の「組み換えたんぱくワクチン」で、ファイザー製、モデルナ製と製法が異なるという。

 接種日は6月16日から8月18日までの7日で、いずれも木曜日。場所は和歌山市紀三井寺の県立医科大学付属病院で行う。

 予約は、午前9時~午後6時に県新型コロナワクチンコールセンター(073・441・2593)へ。


■4回目接種分を配分 6月上旬から

 県は新型コロナワクチンの4回目接種分として、50万2920回分が配分されると発表した。

 4回目接種の対象は60歳以上か、18~59歳で基礎疾患があるなど重症化リスクが高いと医師が認める人。3回目接種から5カ月以上が経過している必要がある。

 県によると、2回接種者のうち、5月23日現在で75・9%が3回目を接種したという。

 配分されるワクチンはファイザー製が10万6470回分、モデルナ製が39万6450回分で、6月6日の週から7月18日の週までに届く。ただ、3回目接種用ワクチンの残余数などにより、実際の受取量は減少する可能性もある。

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