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中学生が梅の収穫体験 選果にも挑戦

梅の収穫を体験する生徒(1日、和歌山県田辺市中三栖で)
梅の収穫を体験する生徒(1日、和歌山県田辺市中三栖で)
 和歌山県田辺市中三栖の衣笠中学校2年生80人が1日、学校近くの梅畑で収穫作業を体験した。生徒は鈴なりの枝から大粒の実を選び、次々ともいだ。収穫後は選果にも挑戦した。

 衣笠中では、JA紀南や紀州田辺うめ振興協議会、梅農家などと連携し2002年度から、コロナ禍で中止した20年度を除いて毎年、梅の収穫や加工などの農業体験をしている。

 生徒は体育館で、JAの営農指導員から梅の歴史や栽培方法についての講義を聴いた後、近くの梅畑に移動。JA職員から「なるべく大きい実を選んで」などとアドバイスを受け、1人1キロを目安に収穫した。

 収穫後は、学校に持ち帰り選果の基準表を見ながら、傷や病気の有無を1粒ずつ確認。「秀」「優」「良」「規格外」に分けた。

 冨家優奈さんは「梅を収穫するのは初めて。農家の人は、たくさん採らないといけないので大変だと思う。講義で梅が300種類以上あると聴いて驚いた」と話した。

 2年生は6月中にJAの総合選果場(田辺市下三栖)を見学し、梅干しや梅ジュース作りに取り組む。8月以降は天日干し作業などを体験する予定。

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