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すさみに縁の武将、紙芝居に 大阪の山中さん制作

紙芝居を作った山中玉夫さん(和歌山県すさみ町周参見で)
紙芝居を作った山中玉夫さん(和歌山県すさみ町周参見で)
 大阪市の保育士、山中玉夫さん(30)が、和歌山県すさみ町に縁のある武将を題材にした紙芝居を2編作った。「人に説明する時に伝えやすいと思って作った。すさみ町の歴史を少しでも多くの人に知ってもらえれば」と話している。

 山中さんは、子どもの頃から歴史が好きで、祖父がすさみ町出身。豊臣秀吉の「紀州攻め」(1585年)で上富田町の城を追われ、すさみ町の山奥に隠れ住んでいたという伝説がある山本氏の家臣と、自身の先祖に縁があることを知り、10年ほど前から、自宅から片道2時間以上かけてすさみ町へ通い、歴史を調べていた。

 調査を続ける中で、すさみの歴史を知る人たちが高齢で次々と亡くなっていることを知った。町の歴史を後世に伝えていかねばならないという使命感に加え、歴史を教えてくれたり、史跡まで案内してくれたりした地域住民への感謝の気持ちを込めて紙芝居を作った。

 1編目の紙芝居『すさみに逃げてきたお侍さん山本家』(16枚)は昨年、町内の小学校で披露。児童から、当時すさみ町を治めていた周参見氏がどうして自分の危険を顧みず、山本氏をかくまったのか、と質問があったことを受け、それに応えようと2編目『すさみ町と周参見氏』(16枚)を制作した。

 アクリル絵の具で描いている紙芝居は、それぞれ約6カ月かけて知人と2人で作ったという。

 山中さんは「すさみ町が大好き。町の歴史を知る人が少なくなってきているので、何とか歴史を伝えていきたい」と話している。

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