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泥まみれで田植え みなべ町で小学生49人楽しむ

雨の中、1束ずつ苗を植える児童(和歌山県みなべ町徳蔵で)
雨の中、1束ずつ苗を植える児童(和歌山県みなべ町徳蔵で)
 和歌山県みなべ町の青少年育成町民会議育成部主催の田植え体験が11日、同町徳蔵の水田であった。町内の小学生49人が参加し、泥んこになって田植えを楽しんだ。

 米がどのようにできるのかを小学生に学んでもらおうと企画した恒例の体験会。過去2年間は新型コロナウイルスの影響でできなかったことから、3年ぶりの開催。秋には稲刈りや脱穀、冬には餅つきを予定している。

 この日はあいにくの雨だったが、児童はぬれながらはだしで水田に入り、1列になった。町民会議会長の天野仁さんから「あまり深く植えず、ちょうどいい深さで植えて」という説明を聞き、泥に足を取られて苦戦しながらも、赤い目印が付いたひもを頼りに1束ずつ苗を植えていった。広さ約20アールの水田の一部に植え、雨のため予定より早く1時間ほどで終了した。

 上南部小学校1年の松場瑠海さん(7)は「田植えは初めて。泥がぬるぬるして気持ち良かった。今度の稲刈りや餅つきも楽しみ」とうれしそうにしていた。

 町民会議のメンバーらが植え方を教えたほか、地元の青年クラブみなべの部員がボランティアで手伝った。育成部部長の尾田賢治さんは「近年、農家の子どもでも田植えを体験しないので、良い経験になるかと思う。今日は雨だったが、3年ぶりにすることができ、子どもたちも楽しそうだったのでよかった」と話していた。

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