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元プロに教わりサッカー楽しむ みなべで園児40人

松尾直人さん(左)に教わってボールを蹴りながら走る園児=21日、和歌山県みなべ町西本庄で
松尾直人さん(左)に教わってボールを蹴りながら走る園児=21日、和歌山県みなべ町西本庄で
 和歌山県みなべ町の総合型地域スポーツクラブ「梅の里スポーツクラブ」が主催する幼児サッカー教室が21日、同町西本庄の上南部こども園であり、同園の年長児40人が元Jリーガーから教わってサッカーを楽しんだ。

 同スポーツクラブは昨年4月に発足し、ボルダリングやヨガ、ランニングなどさまざまな定期プログラムをそろえている。昨年7月からは小学生や年長児を対象にしたジュニアサッカースクールも開いている。今回、クラブや整備された西本庄スポーツ広場をPRするとともに、子どもたちに体を動かすことの楽しさを知ってもらおうとサッカー教室を企画した。開催場所はスポーツ広場多目的グラウンドの予定だったが、雨のためこども園の遊戯室に変更した。

 講師を務めたのは和歌山市出身で、Jリーグのヴィッセル神戸などでプレーした松尾直人さん(42)。2014年に和歌山市でサッカースクール「カンテラーノ」を開校したほか、県内各地でサッカーを指導するイベントも開いている。県内からのプロ選手輩出を目指し、子どもの指導育成を続けている。

 今回、同スポーツクラブの事務局長を務める東亨さん(42)が松尾さんと近畿大学付属和歌山高校サッカー部のチームメートだった縁で、指導を依頼した。

 教室は2班に分けて開いた。小さなボールを投げることから始め、ボールを持って走ったり、ドリブルをしたりした後、ボールを蹴って大きなボールに当てるなど工夫を凝らしたメニューに取り組み、最後に試合形式でサッカーを楽しんだ。園児は元気いっぱいに走り回っていた。

 サッカーが好きだという岩﨑成輝君は「今日はゴールできたし楽しかった。またみんなでやりたい」と話した。

 松尾さんは園児に「いろいろなスポーツを楽しんで。いっぱいご飯を食べて、体を動かしてね」と呼びかけ、東さんは「雨のためグラウンドでできなかったのは残念だったが、子どもたちが楽しんでくれたのでよかった。これをきっかけにより運動をしてくれれば」と話していた。

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