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田辺に芸術の秋 市美術展覧会3年ぶり開催

力作が並ぶ会場(7日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
力作が並ぶ会場(7日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
開会式でテープカットをする真砂充敏市長(右から2人目)ら
開会式でテープカットをする真砂充敏市長(右から2人目)ら
 第67回田辺市美術展覧会(和歌山県田辺市、田辺市教育委員会主催)が7日、田辺市新屋敷町の紀南文化会館で始まった。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で過去2年は中止。3年ぶりの開催となる。第1期では、書、彫塑、生花の各部の作品を展示している。9日まで。


 最高の賞「知事賞」は、書の部が田辺市秋津町の當仲笙鶴さん(85)、彫塑の部が南部高校2年の﨑下結衣さん(16)。生花の部はなかった。

 会場には書60点、彫塑6点、生花15点の一般公募のほか、無鑑査や審査員の作品を展示している。関係者によると、書の部以外は出品数が減少したという。

 開会式で、真砂充敏市長は「さまざまな困難を乗り越えて、この日を迎えられたのは関係する皆さんの努力のたまもの。芸術や文化は心を豊かにし、人生を楽しむためには必要不可欠。これからも皆さんの力添えを頂きながら歩みを進めていきたい」とあいさつし、市展関係者や来賓とともにテープカットをした。その後、来場者は会場にずらりと並んだ作品を一つ一つ鑑賞した。

 書の作品を出した田辺市内の女性(60)は「一生懸命取り組んでいる人たちにとって発表の場がなくなるのは残念なこと。開催されてとても喜ばしい。いろいろな作品があって勉強になる」と話した。

 時間は午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。書は1階展示ホール、彫塑は4階研修室、生花は4階小ホールで展示している。

 第2期の洋画、写真、工芸の部は14~16日、同館で開かれる。

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