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【動画】炎振り回し上空へ 和歌山県那智勝浦町で伝統の荒供養「二河の火祭り」

 和歌山県那智勝浦町二河の金剛寺で23日、500年余りの歴史があるとされる荒供養「二河の火祭り」が営まれた。コロナ禍のため通常通りの形での開催は4年ぶり。白装束の男たちが炎が燃え盛るたいまつを振り回して放り投げ、訪れた人たちを魅了した。

 寺の裏山にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)に祭られた霊を供養するため、室町時代の永正7(1510)年に始まったと伝えられ、毎年8月23日に営まれている。

 この日は午後7時過ぎ、宝篋印塔前の小さな広場に男たちが集まり、二つの木の束を針金で結び付けたたいまつに火を付けた。男たちはたいまつを何度も振り回しながら上空に張られた鉄線に向かって次々と放り投げ、会場には火の粉が舞った。

 地域住民や出身者でつくる二河の火祭り保存会の大江政典会長(67)は「コロナ禍で火祭りが途絶えてしまうことが心配だったが、今年は新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行し、通常通りの形で開くことができて良かった。継承していくのは大変だが、これからも頑張りたい」と話していた。
火のついたたいまつをぐるぐる回しながら、投げ上げる白装束の男性(23日、和歌山県那智勝浦町二河で)
火のついたたいまつをぐるぐる回しながら、投げ上げる白装束の男性(23日、和歌山県那智勝浦町二河で)
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