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田辺が52年ぶり近畿へ 決勝で耐久に敗れ準優勝、秋季高校野球和歌山県大会

耐久―田辺。田辺は4回、前田が同点となる二塁打を放つ(8日、和歌山市の紀三井寺球場で)
耐久―田辺。田辺は4回、前田が同点となる二塁打を放つ(8日、和歌山市の紀三井寺球場で)
 秋季近畿地区高校野球大会の和歌山県2次予選決勝が8日、和歌山市の紀三井寺球場であった。田辺は耐久に3―5で敗れ、初優勝はならなかったが52年ぶり4回目の近畿大会出場を決めた。耐久は初優勝。

 大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムで21日に開幕する近畿大会には県内から田辺と耐久が出場する。秋の近畿大会は、翌春の選抜高校野球大会の出場校を決める重要な大会になる。

【8日】
〈紀三井寺球場〉
●決勝
耐久
 100 103 000―5
 000 200 001―3
田辺

 〔田〕寺西、太田、山本陣―前田〔耐〕冷水―川合

 耐久は1回と4回に犠飛で得点して2―0とし、6回無死一、二塁から連打で3点を追加した。

 田辺は4回2死一、三塁から8番前田が二塁打を放ち、同点とした。9回も好機をつくり1点を返したが、あと一歩及ばなかった。

■智弁和歌山破る 準決勝逆転勝ち

【7日】
〈紀三井寺球場〉
●準決勝(第2試合)
田辺
 000 000 500―5
 000 020 000―2
智弁和歌山

 〔田〕寺西―前田〔智〕中西、宮口、渡邉―上田(本)山本陣(田)(二)福元(智)

 田辺は7回、1死満塁から3番山本結の押し出し四球で1点差とすると、4番山本陣が左越えへ逆転満塁本塁打を放った。

 先発投手の寺西は5回に2死から連続適時打で2点を取られたが、以降は要所を締めて完投勝ちした。

●準決勝(第1試合)
 耐久5―0和歌山東

■田辺、投打かみ合う

 田辺は投打がかみ合って強豪校を倒し、52年ぶりの近畿大会出場を果たした。県1次予選の3試合を勝ち上がり、8校による県2次予選の1回戦(準々決勝)では、市和歌山に9―2(8回コールド)で勝った。

 寺西邦右投手(2年)が県2次予選準決勝までの全5試合で完投勝ちし、安定した投球を見せた。4番を打つ山本陣世遊撃手(2年)は、市和歌山戦と智弁和歌山戦で本塁打を放つなど勝負強い打撃でチームを引っ張った。

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