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返礼品にラジオ生出演やヘリ遊覧 和歌山・白浜町のふるさと納税「観光の町訪れるきっかけに」

ラジオ番組出演で使うスタジオ(和歌山県白浜町で)=FMビーチステーション提供
ラジオ番組出演で使うスタジオ(和歌山県白浜町で)=FMビーチステーション提供
 和歌山県白浜町は、ふるさと納税を増やそうとユニークな返礼品の開発を進めている。「ラジオ番組30分生出演」と「南紀白浜ヘリコプター遊覧フライト」の2品を追加した。


 ラジオ出演は、町内にある地域密着型FM放送局「ビーチステーション」を使用。自分の思いや誰かに伝えたいメッセージを公共の電波に乗せて、放送エリアはもちろん、インターネットを通じて全世界に発信する。放送局のパーソナリティーが進行役として一緒にスタジオに入る。寄付金は11万円。

 ヘリ遊覧は、町内にある南紀白浜空港が離着陸場。白良浜上空などを10分間飛行する。7万5千円の寄付金で1人乗ることができる。ヘリは貸し切りで、追加料金を払えば、2人まで同乗可能(1人税込み2万2千円)。全員ふるさと納税で乗ることもできる。

 ふるさと納税を担当している町総務課によると、昨年度の町へのふるさと納税額は過去最高の6億2207万6千円(2万9444件)だった。本年度は1月末時点で7億2348万500円(3万7709件)と、すでに昨年度の額を上回っている。本年度は最終的に、昨年度と比べ約1億4千万円増の約7億6千万円(約4万件)になると見込んでいる。

 町からの返礼品は、約700種類あり、梅干し、旅行クーポン、魚介類、ホテル宿泊券などが上位を占めている。

 町総務課は「観光の町として、町を訪れるきっかけになってもらえるような返礼品をこれからも考えていきたい」と話している。

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