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神門の大しめ縄掛け替え 正月に向け熊野本宮大社

大しめ縄や大絵馬、八咫烏を模したしめ縄が掛け替えられた神門を祓い清める神職(16日、和歌山県田辺市本宮町で)
大しめ縄や大絵馬、八咫烏を模したしめ縄が掛け替えられた神門を祓い清める神職(16日、和歌山県田辺市本宮町で)
 多くの参拝客が訪れる正月に向け、和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は16日、神門に掲げている大しめ縄などを掛け替えた。

 大しめ縄は、三重県紀宝町の榎本政子さん(86)が毎年作って奉納しており、今年で36回目という。

 長さは約4・5メートル、重さ約250キロ。稲わら約1200束を使い、家族や親戚、友人らと作った。

 この日は、古い大しめ縄などを取り外した後、九鬼宮司(63)が描いた来年のえと「子(ね)」の大絵馬や大しめ縄、熊野の神鳥「八咫烏(やたがらす)」を模したしめ縄を神門に掲げた。

 榎本さんは「皆で頑張ったので、特に素晴らしいものができたと思う」と笑顔。九鬼宮司は「昨年以上に、引き締まって姿が美しい大しめ縄で、迎春準備が整った。来年は災害がなく、平穏な一年となることを心から願っている」と話した。

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