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アプリでタクシー予約 白浜第一交通が導入

タクシー車内に搭載するタブレット端末で利用者からの配車予約を受け付ける(和歌山県白浜町で)
タクシー車内に搭載するタブレット端末で利用者からの配車予約を受け付ける(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町のタクシー会社「白浜第一交通」は、タクシーを利用する人がスマートフォンのアプリで配車予約できるサービスを導入した。乗客と会社側の双方にとって効率が良くなるという。同社は「観光客や地元客に利用が広がれば」と期待している。15日から利用できる。

 導入したのは、ソフトバンクと中国企業の合弁会社「DiDiモビリティジャパン」(東京都)の配車アプリ「DiDi(ディディ)」。日本や中国などで計5億人超が利用しているという。

 利用者がアプリを起動して目的地を入力すると、位置情報とともに3・5キロ以内の最も近い場所にいるタクシーに直接、配車の予約が届く。予約が完了すると、タクシーの車種や色、ナンバーなどとともに到着予測時間の情報も利用者に届く。アプリ内には決済システムもあり、これを使えばキャッスレス決済が可能になる。

 一方、タクシーには専用のタブレット端末を搭載。予約した人の位置情報やルートが表示される。白浜第一交通では、白浜、田辺両営業所の計74台すべてのタクシーに端末を導入している。

 白浜第一交通の担当者は「京阪神地方では、このアプリによる配車予約が多い。その地方からの観光客も多い白浜や田辺でも一定のニーズはあると判断した」と期待している。

 DiDiモビリティジャパンでは、2018年9月に日本国内でサービス提供を開始。これまでに大阪や東京、北海道などで展開しており、都道府県別で和歌山は22例目になる。白浜第一交通を含め県内7社のタクシーが導入し、15日以降、配車可能になった。

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