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労働組合員数が過去最少 和歌山県の2019年調査

 昨年6月末現在の和歌山県内労働組合員数は、前年同期比で341人減少し、記録が残る1958年以降、最少の4万9035人となった。推定雇用者数に占める組合員数の割合(推定組織率)は13・7%で、記録がある2001年以降最少となった。

 県が発表した。組合員数は1974年の9万6171人が最多だったが、減少傾向が続き、ここ10年ほどは5万人前後を推移していた。

 推定組織率は01年に18・8%だったが、次第に減少。近年では16年14・0%、18年13・9%となり、19年はさらに0・2ポイント減った。これについて県は「労働組合の影響力の低下が要因の一つではないか」と話している。

 組合員を産業別でみると、製造業が1万218人(20・8%)と最も多く、公務員が9448人(19・3%)、金融・保険業4958人(10・1%)と続いた。

 主要団体は連合和歌山が189組合3万214人、県地評が110組合7236人。連合和歌山は製造業、公務員、運輸・郵便業が多く、県地評は教育・学習支援業、医療・福祉、公務員が多かった。

 一方、組合数は前年同期より2組合増え447組合となった。1990年の641組合をピークにその後減少傾向にあったが、ここ5年ほどはほぼ横ばいとなっている。

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