和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

小中の修了式31日に延長も 田辺市、補充学習で各校判断

臨時休校中の小学校。和歌山県田辺市では今後、補充学習や卒業式の在り方については学校によって対応が異なる(和歌山県田辺市内で)
臨時休校中の小学校。和歌山県田辺市では今後、補充学習や卒業式の在り方については学校によって対応が異なる(和歌山県田辺市内で)
 新型コロナウイルス感染防止による小中学校の臨時休校を巡り、和歌山県田辺市は16日、未履修の課程について休校期間が終わる25日以降に補充学習を希望する学校は、修了式を31日とする方針を示した。補充学習を新学年で予定している学校は、25日に修了式をする。判断は各校に委ねる。

 市教委によると、各教科の未履修部分は、授業日での対応が必要なため、春休みを遅らせる措置を決めた。それでも土、日曜を挟むため、授業ができるのは最大でも4日間となる。

 修了式は校内放送で学校長の話を各教室で聞いたり、学年ごとに式をしたりするなど、感染防止対策をする。

 児童生徒の健康保持の観点から、25日以降は学校の校庭や体育館は、学校長の判断で開放する。部活動も再開する。

 市教委は「いずれも現時点での考えで、状況の変化があれば、速やかに対応を考える」としている。

■西牟婁郡 各町異なる対応

 西牟婁郡の各町は対応が異なる。修了式は白浜町が25日、すさみ町は24日に予定している。上富田町は修了式をしない。未履修の課程はいずれも新学年で対応するという。

■いずれも規模縮小 小学校の卒業式

 小学校の卒業式はいずれも規模を縮小して行う。

 田辺市では学校規模によって対応が異なる。卒業生51人の三栖小学校では在校生を出席させず、卒業生と職員、保護者で行う。在校生は全員が卒業生へのメッセージを書いており、卒業式に学級ごとに掲示する。卒業生3人の大坊小学校では、保護者や在校生、来賓も出席する予定。来賓のあいさつは縮小する。在校生から卒業生への呼び掛けを中止し、5年生が代表として送辞をする。

 白浜町では希望する保護者については参観できる。

 上富田町はビデオを撮影し、後日、保護者にDVDを配布したいという。

 入学式はいずれも予定通り行えるよう準備を進めるとしている。



公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ