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カヌーで世界に羽ばたけ 濵本君、五輪有望選手に認定

カヌースプリント競技でオリンピック有望選手に認定された濵本子龍君
カヌースプリント競技でオリンピック有望選手に認定された濵本子龍君
 カヌースプリント競技に取り組む神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)1年の濵本子龍君(15)が、日本オリンピック委員会(JOC、山下泰裕会長)から将来のオリンピック出場を目指す有望選手に認定された。今後、世界選手権大会などでの活躍が期待されている。


 濵本君は、2019年8月に山形県であったJOCジュニアオリンピックカップ全国中学生カヌー大会の男子カナディアンシングル(C―1)で優勝した。同年9月にはスロバキアであったオリンピックホープス大会に15歳以下の日本代表で出場するなど活躍した。

 田辺市新庄中学校出身。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、神島高校に入学してからはまだ同校カヌー部や、以前から所属する田辺カヌースプリントクラブ(CSC)で活動していない。現在は自分でメニューを組み、自宅で筋力や体幹のトレーニング、ランニングなどをして体を鍛えているという。

 「この機会を生かして自分の体づくりに取り組んでいる。陸上のメニューをこなして水上でのレベルアップにつなげたい。JOCの有望選手に選ばれて目標に近づいたと思うと同時に、これからもっと頑張らないといけないと思った」と話している。

 同時に、田辺CSCで濵本君を指導する谷地利和監督(48)=田辺工業高校カヌー部顧問=も、オリンピック有望選手を育成したとしてJOCから奨励賞を受賞した。

 濵本君と谷地監督は、11月に東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれるオリンピック有望選手の研修会に参加する予定。

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