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町民に商品券一律配布へ 白浜町

 和歌山県白浜町の井澗誠町長は27日の町議会全員協議会で、新型コロナウイルス感染症を受けた住民向けの支援策として、町民1人につき5千円分の商品券を配布する方針を示した。必要な費用を盛り込んだ補正予算案を町議会6月定例会に提案したいという。

 井澗町長は「幅広いご意見を頂き、すべて(の町民)に行き届くような商品券の配布を決断した」と述べた。町人口は約2万1千人。単純計算で1億円を超す事業費になる。時期や配布方法など詳細はこれから詰める。

 町では、新型コロナを受けた経済対策第1弾の一つとして、プレミアム率3割の商品券を発行。ただ、1セットは千円分13枚が1万円で、希望者は購入する必要があった。4千セット限定だったこともあり「買いたくても買えない人がいる」との意見もあった。こうした声の背景には、すさみ町や上富田町など、いわゆる給付型の支援策を打ち出す自治体が出ていたこともあったとみられる。

 井澗町長は全員協議会で、除菌液としても使われる次亜塩素酸水の生成器を町として購入したいとの方針も示した。「町民に提供できるようにしたい」などと語った。

 新型コロナを巡る白浜町の経済対策は、次の補正予算案が第3弾になる。この中には、保育園や幼稚園、小中学校の給食費の半年間分を無料にするための費用も盛り込む予定。概算で約5千万円になる。

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