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迫力の演奏に拍手 明洋中吹奏楽部がコンサート

迫力ある演奏を披露した明洋中学校吹奏楽部のプロムナードコンサート(和歌山県田辺市新屋敷町で)
迫力ある演奏を披露した明洋中学校吹奏楽部のプロムナードコンサート(和歌山県田辺市新屋敷町で)
 和歌山県田辺市の明洋中学校吹奏楽部(29人)は14日、同市新屋敷町の紀南文化会館で第23回プロムナードコンサートを開いた。迫力ある演奏に観客からは大きな拍手が送られた。

 恒例のチャリティーコンサート。2011年の東日本大震災や紀伊半島大水害、昨年の台風19号からの復興や今年の新型コロナウイルスの終息の願いを込めて実施。この日は新型コロナ対策としてコンサートの時間を短縮したほか、観客の入場制限、マスクと手の消毒を徹底して行った。

 会場からの大きな拍手に迎えられて部員が入場した。1曲目は校歌、続いて「大いなる約束の大地~チンギス・ハーン」、応援ソングメドレー「2020MEIYOヒット&日本を勇気づける名曲・セレクション」などを力強く、繊細に演奏した。

 演奏の合間には、曲名当てクイズや観客が携帯電話のライトをともして手を大きく振るなど、会場は一体となっていた。

 明洋中の吹奏楽部は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングスから贈られる「音楽復興祈念賞」を2年連続で受賞。今回もコンサート終了後、部員らは募金箱を持ち、募金を呼び掛けた。

 濱中崇圭部長(15)=3年=は「『自分たちも、聴いている人も感動』を目標に練習してきた。コロナの影響で開催が危ぶまれたが、コンサートを開くことができたことと、みんな全力で演奏することができて感動した」と喜んだ。

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