鳥インフルエンザが確認された養鶏場で、鶏の殺処分作業をする県職員ら(10日、和歌山県紀の川市で)=県提供
和歌山県は11日、高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された紀の川市の養鶏場で、採卵鶏6万7580羽の殺処分を、同日午前7時54分に完了したと発表した。
県は10日午前9時から自衛隊の協力を得て、殺処分を開始。計280人態勢で、資材供給や作業が順調に進んだため、当初目標にしていた14日午前9時より大幅に早く完了した。自衛隊は撤収した。
殺処分した鶏は、養鶏場内で密閉容器に一時保管しており、調整がつけば、焼却処分する。県は卵や飼料、鶏ふんなどの処理、消毒の作業を始めており、13日午後9時に完了する予定という。
いまのところ、他の養鶏場で異常があるという連絡はないという。