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2021年02月28日(日)

小学校の学習で役立つ!?企画展「生物の標本」/3月中旬まで県立自然博物館

展示中の生物の標本
展示中の生物の標本
 海南市船尾の県立自然博物館は3月中旬ごろまで、玄関ホールで企画展「小学校の学習で役立つ(!?)生物の標本」を開いている。ドングリや昆虫など教科書に登場する生物の標本を展示しており、知識としてだけではなく、実物を見ることで自然科学への理解を深めてもらう。同館で長期社会体験研修中の小学校教諭、岡恭行さん(32)が企画した。

 展示資料は、ドングリ各種やひっつきむし各種の乾燥標本、昆虫の標本、魚類・哺乳類・鳥類の骨格標本や透明二重染色標本、化石の標本など55点。

 小学校の生活科や理科などの学習では、植物や昆虫などさまざまな生物が登場する。教科書の挿絵にも、誰もが知っているような身近な植物や昆虫、動物、化石などが教材として取り上げられているが、知識としては知っていても、実物を見る機会が多くないものもある。

 教材として教科書で使われている生物は、児童にとって採集や観察、飼育しやすいものが比較的多くある。生物によっては限られた時期や場所でないと観察したり、触れたりすることができないが、標本として保存すれば「いつでも」「どこでも」観察できるようになる。そこに教育現場における標本の価値があるという。

 大学で生物を専攻していた岡さんは、昨年4月から同館で研修している。期間は今年3月末まで。今回の企画について「子どもにとっては、すでに学んだ教材の振り返りや次に習う教材への期待につながるのでは。親子で展示物を見れば、学習の様子が分かるなど話題の一つとして楽しんでもらえる」と話している。

 開館時間は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。休館日は月曜(月曜が祝日の場合は次の平日)。入館料は大人480円、高校生以下と65歳以上は無料。