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2024年05月04日(土)

プログラミングしドローン飛ばす 龍神小児童が挑戦

清水晴夫さん(左から2人目)に教わりながらドローンを飛ばす児童=22日、田辺市龍神村湯ノ又で
清水晴夫さん(左から2人目)に教わりながらドローンを飛ばす児童=22日、田辺市龍神村湯ノ又で
 田辺市龍神村湯ノ又の龍神小学校で22日、複式の5・6年生7人を対象に小型ドローンを使ったプログラミング教室があった。児童は、プログラミングソフトを使い飛行経路を設定して飛ばした。

 講師は白浜町堅田の自営業、清水晴夫さん(69)。児童は、昨年11月にも清水さんの指導を受けており、その時は小型ドローンを水平移動で飛ばしたが、今回は「災害救助に挑戦」と題し、仮に設けた山や市街地を避けて垂直方向にも飛ばす課題に取り組んだ。

 体育館内に、病院から龍神小を経由して山中の要救助者に薬を届けて再び病院に戻るコースを設定。児童は、2班に分かれて設定地点までの距離や障害物の高さを測って数値を機器に打ち込んだ。離陸地の病院まで正確に戻ってくるように話し合い、失敗を繰り返しながら何度も挑戦した。

 清水さんは「他人の意見に耳を傾けて相談しながら課題に挑戦することができた。何度もやり直してドローンが山を越えた時の児童の喜んだ顔を見てやりがいを感じた」と話した。