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2024年04月26日(金)

政務活動費使用2割 田辺市議会、コロナで視察取りやめも

和歌山県田辺市役所
和歌山県田辺市役所
 和歌山県田辺市議会は、2020年度の政務活動費の収支報告をまとめた。全7会派(22人)への総交付額528万円に対し、使用は22・9%の121万3713円。新型コロナウイルス感染症の影響で県外視察などが取りやめになったこともあり、前年度より約194万円減った。

 政務活動費は調査研究や研修など議員活動に必要な経費の一部として、議員報酬とは別に交付される。田辺市議会の交付額は1人当たり月2万円。

 会派の代表者が全ての支出に領収書を添付し、収支報告書を提出する。未使用分は市に返還する。20年度分の返還額は406万6320円(預金利息含む)。

 使い道で最も多かったのは、広報紙の発行などに充てる「広報費」。2会派合計で94万5168円だった。

 続いて多いのが「資料購入費」で21万9004円。視察などの「調査研究費」は9830円で、前年度の92万5890円から大幅に減少した。

 会派別の支出額は、紀新会(5人)2970円、篤志会(4人)72万2378円、清新会(3人)なし、公明党(3人)3万3千円、日本共産党(3人)44万2565円、くまのクラブ(2人)なし、誠和会(2人)1万2800円。

 各会派の収支報告書は、市議会のホームページで公開している。