和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月06日(月)

ウェブで消防の就業体験 田辺市、県内外の30人

今年はウェブ方式で行われた田辺市消防本部のインターンシップ(和歌山県田辺市新庄町で)
今年はウェブ方式で行われた田辺市消防本部のインターンシップ(和歌山県田辺市新庄町で)
 和歌山県田辺市消防本部は7、8日、同市新庄町の本部庁舎でインターンシップ(就業体験)を開いた。県内で新型コロナウイルスの感染が広がっていることから、急きょウェブ方式に変更。消防士を目指している県内外の高校生、専門学校生、大学生30人が参加し、消防の仕事に対する理解を深めた。

 2016年度から毎年開催している「1Dayインターンシップ」。例年、参加者は庁舎に集まり、施設や車両の見学や業務体験などをし、署員から直接、業務について説明を受けているが、今年は施設見学などは中止した。

 参加者は自宅でパソコンの画面越しに約2時間、署員から救急、司令センターなどの業務について説明を受け、質問した。

 戎嶋健消防次長は、参加者を前に同本部は「職員一人一人が大切にされ、やりがいを実感できる職場」を職場基本理念としているなどと述べ「就職の選択肢の一つとして考えてもらえれば」と話した。