田辺市神子浜１丁目出身の絵本作家、ナカオマサトシさん（３９）＝東京都＝が文を担当した絵本「ねむたくないせんにん」（佼成出版社、３２ページ）＝写真＝が刊行された。笑いが快眠につながる新感覚の「おやすみ絵本」。Ａ４変型判、定価１３００円（税別）。

　ナカオさんは、ＮＨＫ・Ｅテレの番組制作、図書館勤務、家具・ランドセルメーカーのコピーライターなどを経て、２０１２年に「うれないやきそばパン」（金の星社）で絵本作家デビューした。その後も「ようかいでんしゃ」（ポプラ社）、「じごくにアイス」（ひさかたチャイルド）、「ガチャガチャぽん！」（マイクロマガジン社）など多数の作品を発表している。

　今回の「ねむたくないせんにん」は２１冊目の絵本。さまざまな修行をして、その道を究めた「せんにんたち」が暮らす「せんにんむら」には、ずっと寝ないで、遊んでばかりいる「ねむたくないせんにん」が住んでいる。でも「ねむたくない」って本当…？。ふかふかの布団に入ったらどうなるの…？。

　絵は、三重県生まれの服部美法さんが担当した。絵本作品に「おふくさん」シリーズ（大日本図書）などがある。

　ナカオさんは「眠たいのに『眠たくない！』と言ってしまうお子さんにぴったりの『おやすみ絵本』です。笑った後に心地よく寝ることができます」と話している。