和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月03日(金)

8年ぶりに増減なし 22年度の和歌山県立高校定員

2022年度和歌山県立高校募集定員(紀南)
2022年度和歌山県立高校募集定員(紀南)
 和歌山県教育委員会は29日、2022年度の県立高校全日制の定員は前年度と同じ29校4分校の160学級6385人(県立中学校からの進学者枠320人を含む)とすると発表した。学級数と定員の据え置きは14年度以来、8年ぶり。

 和歌山市で、来春の中学卒業予定者が前年度より顕著に増えることから、市内にある星林普通科と、和歌山北普通科(北校舎)で1学級(40人)ずつ増やした。一方、貴志川普通科と箕島普通科(スポーツコース)で1学級(40人ずつ)減らした。

 1学級の定員は40人だが、串本古座普通科については、前年度に引き続き、特例措置で35人とする。

 定時制は7校の14学級495人を募集する。海南を募集停止としたため、前年度より1学級(40人)減った。

 通信制は3校で募集する。定員は定めない。

 県教委によると、来春の県内国公立中学校の卒業予定者は、前年度より約100人多い約7250人。このあと数年、横ばいとなり、その後再び減少傾向になる見込みという。