和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月12日(木)

海岸堤防かさ上げへ 台風で越波の田辺市目良

護岸のかさ上げ工事をする堤防(和歌山県田辺市目良で)
護岸のかさ上げ工事をする堤防(和歌山県田辺市目良で)
 和歌山県は、昨秋の台風で高潮被害があった田辺市目良地区の越波対策のため、海岸堤防を整備する。標高4・8メートルの既設の護岸を1・8メートルかさ上げし、消波ブロックを増設する。今秋に着工し、年度内の完成を目指している。

 市内では昨年9月、台風21号と24号が相次いで襲来。同地区には波が堤防を越えて押し寄せ、事業所や民家が損壊したり、浸水したりと、1カ月のうちに2度の被害に見舞われた。

 県は再度の災害を防ぐため、串本町潮岬にある波浪計のデータや白浜で観測した潮位を基に被災時の波を推算。最も波が高かったのは台風24号が上陸した9月30日午後8時ごろで、最大4・5メートルだった。当時の潮位は1・6メートル。

 整備工事では、延長464メートルにわたって護岸を1・8メートルかさ上げし、標高6・6メートルにする。事業費は約4億円。県と国が2分の1ずつを負担する。