和歌山県白浜町は、２０２１年に白浜温泉か椿温泉を訪れた観光客は約２４５万６千人だったと発表した。前年比１０３％で微増。新型コロナウイルスの影響は大きかったが、県の県民向け観光支援策などが効いたとみている。

　観光客の内訳は、宿泊が１２１万２千人（前年比１００・２％）、日帰りは１２４万４千人（同１０７％）。夏季の海水浴場開設や、レジャー施設「アドベンチャーワールド」で暮らすジャイアントパンダの雌「楓浜（ふうひん）」の公開開始も影響したと町はみている。

　月別では８月の３０万８千人が最多。１２月の２７万３千人、７月の２６万９千人、１１月の２６万３千人が続いた。３～８月と１２月が前年よりも多かった。

　２０年は約２３７万２千人で、統計を取り始めた１９７２年以降で最少だった。