和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月08日(火)

Eバイクに乗って花見 古座川町の七川ダム湖畔で催し

Eバイクに乗って七川ダム湖畔の桜を楽しむ参加者ら(和歌山県古座川町佐田で)
Eバイクに乗って七川ダム湖畔の桜を楽しむ参加者ら(和歌山県古座川町佐田で)
 和歌山県の古座川町観光協会は2日、ソメイヨシノが満開となった同町佐田の七川ダム湖畔をEバイク(電動アシスト付き自転車)に乗って巡る催しを開いた。

 「すぐに止まることができ、降りられる」「桜に近寄れる」といった自転車ならではのメリットを生かし「日本さくら名所100選」に選ばれた七川ダム湖畔の桜を楽しんでもらおうと企画した。

 この日は、七川ふるさとづくり協議会が同町佐田に設けている地域交流拠点「夏目商店・カフェ」横のバルコニーで受け付けをした後、Eバイクに乗って出発。観光協会事務局で働く町地域おこし協力隊の上田柊大郎さん(19)が案内役を務め、桜の種類などについて解説しながら1時間半ほどかけて約6キロを走り、お薦めスポットでは記念撮影もした。サイクリング後には、2階窓からの眺めが美しい夏目商店の「桜の特等席」で昼食を楽しんだ。

 七川ダムを初めて訪れたという和歌山市の50代女性は「桜がすごくきれいだった。Eバイクは乗り心地が良いし、坂道も楽。自転車だとそこそこの距離を移動できるし、ゆっくりと走ることもできるので楽しかった」と笑顔。上田さんは「これからもEバイクを活用し、いろんな季節に合わせて古座川の魅力を発信していきたい」と話していた。

 ダム湖畔の桜は6日現在、散り始めという。

■30日まで割安に Eバイクのレンタル

 古座川町観光協会では「レンタサイクル 桜キャンペーン」として、Eバイクを通常よりも安く利用できるキャンペーンを実施している。期間は30日まで。

 料金は通常、保険料など込みで半日4千円、1日5500円のところ、期間中は3500円で利用できる。予約は前日の午後4時までに、観光協会のホームページを通じて申し込める。

 問い合わせは観光協会(0735・70・1275)へ。