和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月29日(月)

今日から1年生 小中学校で入学式

在校生らの拍手を受け、担任教員と共に入場する高田蒼太君(中央)=8日、和歌山県田辺市中辺路町近露で
在校生らの拍手を受け、担任教員と共に入場する高田蒼太君(中央)=8日、和歌山県田辺市中辺路町近露で
 和歌山県紀南地方にある多くの小中学校で8日、入学式があった。

 田辺市中辺路町近露の近野小学校では高田蒼太君1人が入学し、在校生や教職員に温かく迎えられた。

 近野小は、2年生6人、3年生3人、4年生4人、5年生3人、6年生5人。

 高田君は、在校生や教職員、保護者に見守られながら、担任教員と共に会場の体育館に入場。担任教員から名前を呼ばれると、「はい」と元気よく立ち上がった。

 佐武範一校長は「今日から近野小学校の大切な1年生。入学を心待ちにしていた」と話し、学校では二つのお願いがあるとして「一つは大きな声であいさつ、返事をすること。そうすると、相手も自分も気持ちが良い。二つ目は、これからの6年間で自分の大好きなことを見つけること。好きなことがあると、頑張る力になる」と伝えた。

 在校生を代表して2、3年生が「明日から私たちと仲良く元気に学校に来ましょう」などと歓迎の言葉を述べ、合奏を披露した。

 式後、高田君は「緊張したけれど、大きな声で返事ができた。小学校では勉強を頑張る」と笑顔を見せた。