和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月07日(月)

ハナミョウガ鮮やか 和歌山県、紀南の山中

道端の斜面できれいな花を咲かせたハナミョウガ(和歌山県田辺市合川で)
道端の斜面できれいな花を咲かせたハナミョウガ(和歌山県田辺市合川で)
 和歌山県紀南地方の林下で、ショウガの仲間ハナミョウガが、鮮やかな花を咲かせている。

 暖地の山中の木陰に生える多年草。高さ40~60センチで、長さ15~40センチの幅広い常緑葉をつける。

 田辺市の中辺路町や大塔地域の山中でよく見かける。茎葉がミョウガに似て、茎頂に美しい花が咲くため、この和名が付いたといわれる。種子を「伊豆縮砂」といって薬用にしたという。