和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月30日(火)

候補者の横顔/参院選・和歌山選挙区/(届け出順)(4)/とおにし まなみ/遠西 愛美さん(37)/NHK党/国会議員にも多様性を

遠西愛美氏
遠西愛美氏
 「NHK党」の考えに共感し「少しでも党の力になりたい」と立候補を決めた。昨秋の衆院選に次いで、2回目の選挙戦となる。

 自身や党支持者ら計7人で和歌山市、岩出市、海南市など、できる範囲でポスターを張り、公約などを交流サイト(SNS)で発信するが、街頭での選挙活動はしない予定。選挙活動と、会社員としての仕事や子どもとの生活を両立するためだ。「個人的には、路上でがんがんやってもあまり(支持拡大に)関係ないと思う。政党や候補者がどういうことをやりたいのかが分かればいい。ネットや選挙公報で見てほしい」と言う。

 政治家の印象について「顔が広く有権者とフレンドリーに接することができるような人」と語る。「人見知り」の自分はそれには当てはまらないが、「多様性は大事。こんな政治家がいてもいいのではないか」とも思う。「世の中にはいろいろな特性を持った人がいる。国会議員に50代以上の男性が多いという状況は、あまり望ましくないのではないか」と主張する。

 茨城県出身で、結婚を機に橋本市に移住した。5年ほど前から約70本の柿を栽培している。「大変だが、豊かな自然の中で作業を黙々とやることが無心になれて幸せ」