和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月02日(木)

串本で8月からロケット教室 22日まで中高生募集

 一般財団法人「雑賀技術研究所」(和歌山市)は、串本町田原にできる日本初の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」から年末ごろに初号機の発射が予定されていることに合わせ、中高校生を対象に、打ち上げの見学もできる全3回の「サイカ/宇宙・ロケット・人工衛星教室」を開く。受講は無料で、22日まで募集している。

 教室は県宇宙教育研究会との共催で、県など後援。

 第1回は8月21、22日に串本町に宿泊して開催。開講式後に宇宙やロケット、人工衛星について学び、モデルロケットを工作して打ち上げに挑戦する。

 第2回の開催日は今のところ未定だが、打ち上げ前日と当日の2日間を計画。発射場の近くに設けられる公式見学場で運営のボランティアをしながら、打ち上げを見学する。

 最終回は来年1月15日に和歌山市で開催。閉校式や成果発表会、記念講演を予定している。

 定員は30人程度。第1回と第3回の日程に参加できることが条件で、希望者は研究所のホームページ(https://www.saika.or.jp/publicservice/publicservice05.html)からダウンロードできる応募アンケートに必要事項を記入して提出すればよい。応募者多数の場合は選考する。受講は無料だが、宿泊費などは必要となる。

 問い合わせは雑賀技術研究所(073・494・6110)へ。