白浜駅前に宿泊×カフェ 廃業の民宿改修
和歌山県白浜町堅田でカフェを経営する池口千恵さん(44)が、JR白浜駅前の旧民宿をカフェ併設の宿泊施設に改修している。観光客も住民も楽しめる地域活性化の拠点が目標。11月のオープンを目指し、改装費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。
改修しているのは、白浜駅から徒歩2分、10年以上前に廃業した木造2階建ての民宿。「利用客がホッとできる交流の場にしたい」と願いを込め「和楽家(わがや)」と名付けた。
池口さんがカフェ「ステラート」を開業したのが2017年。「駅前に活気がない」「観光客と交流したい」「ワークショップができる場所が欲しい」といった地域の声を聞いてきた。
15年前に夫婦でワーキングホリデー(若者が外国に滞在しながら働き、学べる制度)を利用し、オーストラリア一周旅行をした時からゲストハウスを経営したいという夢もあった。
白浜駅前の物件に出合い、地域と夫婦の思いをかなえられると飛びついた。19年から準備を進めていたが、コロナ禍に直面。当初宿泊スペースは基の構造を生かした共同部屋にするつもりだったが、バス・トイレを備えた個室に変更した。
建物は築60年以上で、変更により改装費用は跳ね上がった。その上、ウクライナ情勢で、資材も値上がり。予算を大幅に超過したため、CFに踏み切った。
宿泊所「アルバニー」は2階が個室5部屋、1階は長期滞在に対応できるキッチン付き(1室)。2階にも共同キッチンを設け、宿泊客が調理したり、料理教室を開いたりできる。駅に近い立地を生かし出張やワーケーションといったビジネス客の取り込みも図る。
カフェは現在営業中の店を移転し、オーガニック食品の販売、持ち帰りの総菜や弁当なども手がける。
レンタルルームは、お試し出店やワークショップ、展示会での活用を見込む。「ママ友」の交流会などにも利用してほしいという。
ステラートはイタリア語で星空、アルバニーはオーストラリアの古い町で、星空がきれいだった。池口さんは「訪れる人が輝け、地域を輝かせる場所にしたい」と話している。
資金の不足は150万円。CFサービスは「Readyfor(レディーフォー)」を活用している。返礼品は3千円で感謝の手紙、1万1千円で2人1泊素泊まりなど。支援募集は9月11日午後11時まで。
改修しているのは、白浜駅から徒歩2分、10年以上前に廃業した木造2階建ての民宿。「利用客がホッとできる交流の場にしたい」と願いを込め「和楽家(わがや)」と名付けた。
池口さんがカフェ「ステラート」を開業したのが2017年。「駅前に活気がない」「観光客と交流したい」「ワークショップができる場所が欲しい」といった地域の声を聞いてきた。
15年前に夫婦でワーキングホリデー(若者が外国に滞在しながら働き、学べる制度)を利用し、オーストラリア一周旅行をした時からゲストハウスを経営したいという夢もあった。
白浜駅前の物件に出合い、地域と夫婦の思いをかなえられると飛びついた。19年から準備を進めていたが、コロナ禍に直面。当初宿泊スペースは基の構造を生かした共同部屋にするつもりだったが、バス・トイレを備えた個室に変更した。
建物は築60年以上で、変更により改装費用は跳ね上がった。その上、ウクライナ情勢で、資材も値上がり。予算を大幅に超過したため、CFに踏み切った。
宿泊所「アルバニー」は2階が個室5部屋、1階は長期滞在に対応できるキッチン付き(1室)。2階にも共同キッチンを設け、宿泊客が調理したり、料理教室を開いたりできる。駅に近い立地を生かし出張やワーケーションといったビジネス客の取り込みも図る。
カフェは現在営業中の店を移転し、オーガニック食品の販売、持ち帰りの総菜や弁当なども手がける。
レンタルルームは、お試し出店やワークショップ、展示会での活用を見込む。「ママ友」の交流会などにも利用してほしいという。
ステラートはイタリア語で星空、アルバニーはオーストラリアの古い町で、星空がきれいだった。池口さんは「訪れる人が輝け、地域を輝かせる場所にしたい」と話している。
資金の不足は150万円。CFサービスは「Readyfor(レディーフォー)」を活用している。返礼品は3千円で感謝の手紙、1万1千円で2人1泊素泊まりなど。支援募集は9月11日午後11時まで。