和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月21日(日)

小中学生の体力低下続く 和歌山県、小学男子は2年連続で最低点

グラフ・全国体力テスト
グラフ・全国体力テスト
 和歌山県教育委員会は、県内の公立学校に通う小学5年生と中学2年生を対象にした全国体力テストの結果を公表した。点数は小学生は男女とも10期連続、中学生も男女とも4期連続で全国平均を上回った。しかし、点数は低下傾向が続いており、小学生男子は過去最低だった昨年度を下回った。


 今年4~7月に実施。特別支援学校生を含む小学5年生7139人、中学2年生6389人が参加した。

 小中とも8種目ずつ、各10点の計80点満点の県内平均点を出している。調査結果によると、小学生男子は52・63点(全国52・29点)で、昨年度より0・19点下落。小学生女子は54・61点(54・32点)で0・49点下落。中学生男子は41・23点(40・90点)で0・09点下落、中学生女子は47・47点(47・28点)で1・76点下がった。

 このテストは2008年度から実施。中止となった11年度と20年度を除き、小学生男子は17年度(55・02点)、小学生女子は18年度(56・84点)、中学生男子は18年度(42・74点)、中学生女子は19年度(51・04点)に過去最高となったが、いずれも翌年度から連続して低下している。

 本年度の全国順位は、中学生男子は昨年度の35位から27位に上がり、小学生男子は18位で昨年度と変わらなかった。小学生女子は20位から22位に、中学生女子は22位から28位に下がった。

 8種目のうち、小中男女とも、上体起こしや反復横跳び、ソフトボール投げ(中学生はハンドボール投げ)は全国平均を上回ったが、50メートル走と立ち幅跳びは下回った。このほか、中学生に限ると、握力、持久走(または20メートルシャトルラン)も男女とも全国平均を下回った。

 県教委は小学生はスピードや瞬発力、中学生はそれに加え、筋力や全身持久力にも課題があるとした。運動する子としない子の二極化も含め、これらは長年の和歌山県の課題となっている。

 県教委は小中男女とも点数が低下傾向にあることについて、朝食欠食や睡眠不足、テレビやスマートフォン、ゲームなどを視聴する「スクリーンタイム」の増加などが影響しているとみている。

 その上で「子どもたちが将来、豊かなスポーツライフを送れるよう、教員の指導力向上や運動を好きな子どもを増やす取り組みを続けていきたい」としている。