小中学生１０人がたすきをつなぎ、和歌山市内２１・１キロを駆け抜ける「第２２回市町村対抗ジュニア駅伝競走大会」が１２日にあり、和歌山市が６回目の優勝を飾った。印南町以南では、田辺市の５位が最高だった。

　昨年の２１回大会は新型コロナウイルス感染拡大のために中止となり、２年ぶりの開催となった。太地町と北山村を除く２８市町と、各市町のオープンチーム計４２チームが出場した。午前１１時、岸本周平知事の号砲とともに紀三井寺公園補助競技場をスタート。途中、田辺市を含め、上位の順位が激しく入れ替わる場面もあったが、中盤から独走した和歌山市が１時間１０分２７秒で優勝。２位は海南市（１時間１０分５０秒）、３位は岩出市（１時間１０分５８秒）だった。印南町以南では田辺市（１時間１２分３３秒）のほか、串本町（１時間１４分９秒）が７人抜きをした久保凛さん（１５）＝潮岬中３年＝の活躍などで８位に入賞した。

　田辺市のアンカーを務めた田辺中学校１年、堀木朝日君は「いいレースができた。来年もいい点を伸ばし、チームで３位以上を狙いたい」と話した。

　印南町以南の９位以下のチームの記録は次の通り。丸数字は順位。かっこ内は時間。

　（１５）白浜町（１時間１５分４１秒）（１６）那智勝浦町（１時間１６分１５秒）（１７）印南町（１時間１６分２５秒）（２０）新宮市（１時間１８分２秒）（２１）みなべ町（１時間１８分２１秒）（２２）すさみ町（１時間１９分３６秒）（２３）上富田町（１時間２０分２１秒）（２７）古座川町（１時間２５分３８秒）▽オープンチーム＝田辺市（１時間１６分４６秒）、那智勝浦町（１時間２１分１６秒）、串本町（１時間２１分３３秒）

　印南町以南で区間３位内に入った選手は次の皆さん。◎は区間新記録。

　２区（中学生女子、１・７キロ）（１）坂本鶴月（田辺市・田辺中２年）５分３６秒▽３区（小学生女子、１・６キロ）（３）中西ののか（みなべ町・岩代小６年）５分４１秒▽４区（中学生女子、１・９キロ）（２）溝口和花（田辺市・龍神中２年）６分４２秒▽６区（小学生女子、１・４キロ）（３）松下澄珠（那智勝浦町・下里小６年）５分１５秒▽８区（中学生女子、２・５キロ）（１）久保凛（串本町・潮岬中３年）◎７分４４秒