和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

「和歌山で教員を」 志望者減で県教委がリーフレット

和歌山県内での教員志望者増加を目指し、県教育委員会が作製したリーフレット
和歌山県内での教員志望者増加を目指し、県教育委員会が作製したリーフレット
 和歌山県教育委員会は教員志望者向けにリーフレット「和歌山で教員として働きませんか」を初めて作製した。本年度実施の教員採用試験の倍率は3・9倍と正確な記録が残る1999年度以降、最も低く、20・7倍だった2000年度の5分の1に下がったことなどから、県内での教員志望者を増やすのが狙いという。

 校種別では小学校が99年度は23・8倍、2000年度は54・2倍、01年度は29・7倍と高倍率だったが、本年度は2・4倍。中学校5・9倍、高校6・5倍で小中高とも、過去最低となった。

 県教委学校人事課によると、退職者が多く採用数を増やす一方で、景気回復を受け一般企業志望者が増えていることや少子化などで受験者数が減少傾向にあることが理由という。

 リーフレットは大学や採用説明会で配布するなどし、積極的に活用していくとしている。内容は全国と比較し、県内の住宅コストが安いことや、有業者の平日の帰宅時間が早いこと、人口当たりの病院数が多いことなどを紹介。裏表紙には教職員の働き方改革などの取り組みを進めていることも書かれている。

■PR文言に違和感 県教職員組合

 一方、表紙では「夏休みは、たっぷり30日」「子どもたちとしっかり向き合える時間を確保!」などとPR。この文言について、県教職員組合は「現場の感覚とは違う。夏休みも研修や会議、雑務に追われ、なかなかゆっくりできていない」と指摘。県教委総務課は「こうなるよう、取り組みを進めているということを書いている」と説明している。