和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

獅子舞やみこし威勢良く 田辺、白浜の神社で例祭

蟻通神社の鳥居前で練る獅子舞(17日、和歌山県田辺市湊で)
蟻通神社の鳥居前で練る獅子舞(17日、和歌山県田辺市湊で)
パンダの飾りを付けたみこしを担いで走る子どもたち(17日、和歌山県白浜町で)
パンダの飾りを付けたみこしを担いで走る子どもたち(17日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県田辺市湊の蟻通神社と白浜町瀬戸の熊野三所神社で17日、それぞれ例祭があった。獅子舞やみこしが地域を練り、見物人を楽しませた。

■鳥居前 荒々しく獅子舞 田辺・蟻通神社

 蟻通神社の例祭「湊祭」は、午前に神社でみこしの渡御式、昼前には扇ケ浜の御旅所で神事を営んだ。午後からはみこしの宮入りの後、湊西部、会津町、末広町の順に各保存会の獅子舞が湊本通りに到着した。

 鳥居前で宮入りさせようとする氏子と抵抗する獅子の「攻防」が見物人を楽しませた。あまりの激しさに獅子舞の布がやぶれる一幕もあった。

 末広町の獅子保存会のメンバーで会社員の中嶋透さん(42)=田辺市稲成町=は「小さな頃から親しんできた笛や太鼓の音を聞くと気持ちが乗ってくる。本当に楽しい」。今春から宮司を務めている橋本義隆さん(42)は「献身的に祭りを支えてくれる氏子の姿に感動した。無事に祭りができたことに感謝している」と話した。

■元気に「わっしょい」 白浜・熊野三所神社

 熊野三所神社の祭りでも、威勢の良い獅子舞やみこしが見物人を魅了した。

 御幸通り(県道)では、神社周辺の各町内会のみこしが登場。担いだ子どもたちは「わっしょい」と声を合わせながら走った。

 青年団に当たる「御船会」の会員は丸公園や境内で獅子舞を披露。集まった見物人は勇壮さに拍手を送った。

 台湾から観光で訪れていた男性(40)は恋人の女性(40)とともに県道沿いで見物。「日本の祭りを見るのは始めて。みこしに似たものは台湾にもあるが、とても面白い」と話し、スマートフォンで写真を撮っていた。

 女性が担ぐ「ギャルみこし」も参加し、盛り上げた。東京を拠点に活動するシンガー・ソングライター庄毛安那さんは、白浜町でミュージックビデオを撮影した縁で参加。「みこしを担いだのは人生で初めて。歴史ある祭りに参加できて幸せ」と喜んだ。