医療に関する相談や体験ができる「けんこうフェスタ」が２月４日午前１１時～午後３時４５分、和歌山県田辺市新庄町のビッグ・ユーである。あらゆる病気や治療後の相談、がんに特化した相談をはじめ、認知症検査や心理検査など無料で体験できる。乳がんや思春期の子どもについての講演会もある。


　南和歌山医療センター（田辺市たきない町）が４年ぶりに企画した。「受診に時間がかかる」「予約が取りづらい」などの理由で、受診を先延ばしにする人は多いという。センターは「心と体の健康が何より大切。この機会に気軽に相談して」と来場を呼びかけている。

　講演会は二つある。午後１時からの川嶋里佳・主任放射線技師による「明日、知人に教えたいマンモグラフィー」は、乳がんの検査の一つであるマンモグラフィーがなぜ乳房を挟んで撮影するのかや、自宅でできるチェック方法などを紹介する。

　午後２時２０分からの土生川千珠・小児アレルギー科医長による「子どもが学校に行けなくなる前に～おとなができること～」は、心と体のバランスが取りにくい思春期の子どもへの対応について語る。

　体験コーナーでは、子ども向けの白衣撮影会や薬の分包体験、心肺停止や呼吸停止に対する一次救命処置の体験などがある。各ブースを回り、スタンプを集めると景品が出る。

　はまゆう保育所（たきない町）の園児による絵画展やお菓子まき、軽食やスイーツ、コーヒーなどキッチンカー６店による販売もある。

　問い合わせは南和歌山医療センター（０７３９・２６・７０５０）へ。