和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月12日(土)

「よっしゃ!」「頑張って」 田辺高センバツ出場に喜びの声、紀伊民報は号外発行

田辺高校のセンバツ出場を伝える紀伊民報の号外を受け取る人(右)=26日、和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅前で
田辺高校のセンバツ出場を伝える紀伊民報の号外を受け取る人(右)=26日、和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅前で
 和歌山県の田辺高校が第96回選抜高校野球大会出場を決めたのを受け、紀伊民報は26日、号外200部を発行した。田辺市のJR紀伊田辺駅前や市役所などで配布し、手にした市民らからは「感激です」「頑張って」と喜びやエールの言葉が相次いだ。

 田辺高校が1995年夏の甲子園に出場した際のメンバーで団体職員の濱田誠之さん(46)=田辺市明洋2丁目=は「出場は五分五分の状況だと思っていた。秋から今日までずっとそわそわしていた。ネットで結果を知った瞬間は『ヨッシャ』と思わず叫んでいた」と笑う。

 「僕らの時は県大会決勝から甲子園まで期間が短く、地に足が着かないまま終わってしまった感覚がある。選抜大会までは準備期間もある。頑張って、実力を発揮してきてほしい」とエールを送った。

 95年の甲子園出場時の主将でスポーツ店勤務の講初修也さん(46)=上富田町朝来=は「自分たちが出場した時は初戦で敗れ、あっという間に試合が終わった」と振り返る。

 現役生には「甲子園では緊張すると思うけど、いつも通りの実力を出せるように頑張ってほしい」とエールを送り「地域の野球人口の増加にもつながればいい」と期待を込めた。

 田辺駅前で号外を受け取った農業女性(54)=みなべ町西岩代=は「すごい、感激です。活躍が楽しみ」、タクシー運転手の男性(60)=上富田町岩田=は「おめでとう。地域も盛り上がるし、良かった」、田辺高校1年男子(16)=日高川町土生=は「(野球部には)同級生もいる。いつも一生懸命練習しているのを見ているので、甲子園でも頑張ってほしい」と祝福した。